飯塚市・歴史資料館次長
           嶋田 光一
  


   遠賀川流域は筑豊地方ともいわれ、かって旧産炭地としてのイメージがあります。
   しかし、歴史を原始・吉代にひもとければ、日本の歴史のはじまりと同じくらい古くから
   人々が住み始め、たいへんすばらしい遺跡がたくさんあり、貴重な文化財も数多く
   残されています。

   それは、遠賀川とともに歴史を生き抜いた、遠い祖先の生き様を物語っています。
  しかし、石炭・産炭地としてのイメージが大変強く人々に印象づけられているためか、
  こうしたすばらしい先人の残した歴史が、現在、そこで生活する人々をはじめ、
  全国の皆さんに知られていないのが現状ではないでしょうか。

   私は原始から古代を担当しましたが、時間的に遠く距離をとって、遠賀川流域
  を眺めでみることにより、旧産炭地の原風景とは異なった、新たな原風景が展開して
  いることに気づいてもらいたいと願っています。ただ、過去の歴史をなつかしむだけでなく、
  原始・古代の人々の真撃ないとなみを、少しでも汲み取っていただき、これからの
  みなさんの、未来へのいとなみ、地域づくり、まちづくりにあたって、少しでもお役に立つ
  ことがあれば幸いです。

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